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I. 基本特性
· タイプ:一年生または二年生草本(主に秋まき、春開花)
· 開花期:4月~5月(関東・関西地方)、寒冷地(北海道・東北地方)では5月~6月
· 適温:15~20℃(発芽・生育最適温度)、耐寒性:-5~-10℃(平地であれば屋外で越冬可能)
· 日照:日当たりの良い場所(1日6時間以上の直射日光が必要)。日照不足は徒長、花数の減少、花色の薄化につながる。
· 土壌:水はけの良い中性~弱アルカリ性土壌(pH 6.5~7.5)。重粘土質土壌や水はけの悪い土壌は避ける。
· 草丈:40~80cm(高性品種は支柱が必要)
II.種まきと育苗
1. 種まき時期
・関東・関西・中部地方(温暖地域):9月下旬~10月中旬(秋まきが最適、翌春開花)
・東北・北海道地方(寒冷地域):3月~4月~10月上旬(春まき、夏開花)
2. 種まき方法
容器:128~288セル育苗トレイまたは3号(9cm)育苗ポット
用土:赤玉土6:腐葉土3:川砂1、または市販の草本植物用育苗土
手順:
1セルに1~2粒の種をまきます。
種が隠れる程度に約5mmの土をかぶせます。
種と土が密着するように軽く土を押し固めます。
種まき当日:霧吹きで水やりをします。翌日:優しく水やりをする(水やり過多は避ける)
涼しく日陰の場所に置き、発芽後は日当たりの良い場所に移動させる
3. 苗の管理
発芽:10~14日(15~20℃)
間引き・移植:本葉が2~3枚になったら、1セルにつき1本に間引き、本葉が5~6枚になったら3号鉢に移植する
ポイント:過剰な生育を防ぐため、土壌は乾燥気味に保つ。風通しを良くする
III. 植え付け(地植え/鉢植え)
1. 植え付け時期
・秋まき:11月(冬が来る前に根を張らせるため)
・春まき:4月中旬~5月(寒冷地)
2. 地植え(庭植え)
・場所:日当たりが良く、風通しの良い場所水はけの悪い低地は避けてください。
・土壌改良
o 粘土質土壌:排水性を改善するため、1平方メートルあたり5~10リットルの川砂を加えてください。
o 酸性土壌:中性に調整するため、1平方メートルあたり100グラムの孔雀石灰を加えてください。
o 元肥:少量の緩効性肥料(N-P-K=8-8-8)または十分に腐熟した堆肥(施肥しすぎは避けてください)
・株間:25~30cm
・植え付け方法:土を丸めて植え付けます(ヤグルマギクは直根性なので、土を緩めたり根を傷つけたりしないように注意してください)。
3. 鉢植え
・鉢:5~6号(15~18cm)、1鉢に1株
・用土:赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合、または草花用用土
・元肥:少量の緩効性肥料肥料(土壌に埋め込む)
IV. 日常管理(全季節共通ポイント)
1. 水やり(要点:乾燥と空気)
・地植え
o 植え付け後:定着前に表土が乾いたら水やりをする
o 定着後:主に雨水に頼る乾燥期には月に一度、たっぷりと水やりをしてください。
・鉢植えの場合
o 春と秋:表土が乾いたらたっぷりと水やりをしてください(約2~3日に1回)。
o 冬:水やりは控えめにし、やや乾燥気味に管理してください(根腐れを防ぐため)。
o 夏(開花後、しおれが落ち着いたら):水やりを止めてください。
・注意点:過湿、過剰な水分 根腐れ、病気
2. 施肥(低施肥の原則)
・基肥:植え付け時に少量の緩効性肥料を施用してください。
・追肥
o 生育期(3月):希釈した液体肥料(低窒素、高リン酸、高カリウム、1000倍希釈)を1回施用してください。
o 開花期(4月):リン酸二水素カリウムを1000倍希釈で1~2回施用してください(より大きく鮮やかな花を咲かせます)。
o 開花期:施肥を止めてください。
・禁忌事項:過剰施肥 過剰な生育、倒伏、花数の減少
3. 越冬管理
・耐寒性が高く、屋外で越冬可能
・強い寒風と霜:株元を藁や防寒布で覆う
4. 樹形管理
・摘心:移植後1週間で、先端の芽を軽く摘み取る 分枝と花数の増加を促進
・支柱:高性品種(60cm以上)は、開花前に支柱を立てる 風雨による倒伏を防止
・開花後の枯れ花除去:枯れた花は速やかに除去する 開花期間を延長し、種子形成と養分枯渇を防止
V. 病害虫防除
1. 病害
・菌核病(梅雨/高湿度)
症状:株元に褐変、腐敗、白カビが発生する茎
○防除:換気、排水、密植を避ける。初期段階でメチルチオファネート1000倍希釈液を散布する。
●うどんこ病(晩春の乾燥)
○症状:葉/茎の粉化
○防除:換気、過度の乾燥を避ける。カルベンダジム/アゾキシストロビン1000倍希釈液を散布する。
2. 害虫
●アブラムシ(新芽/花芽)
○防除:イミダクロプリド1000倍希釈液を散布する。
●ハダニ(乾燥)
○防除:アバメクチン1000倍希釈液を散布する。湿度を上げる。
VI.開花時期の管理
・秋まき(標準):9月~10月播種 4月~5月開花(関東地方)
・早咲き:8月下旬播種(苗の育成には日陰と低温が必要)
・遅咲き:3月春まき(寒冷地) 6月~7月
VII. 栽培に関するQ&A
・Q:秋まきした株は冬に凍死しますか?
o A:平地であれば凍死しません。-5℃以下の霜害対策として、簡単なマルチングで十分です。
・Q:葉ばかり茂って花が咲かないのはなぜですか?
o A:日照不足、窒素肥料の過剰施肥、播種時期の遅さ(晩秋播きは春化を阻害します)
・Q:開花後はどうすれば良いですか? o A:一年草なので、夏に枯れたら抜き取ります。自家播種能力が高く、種子が地面に落ちても翌年には自発的に育ちます。
·切り花/花壇):
ブルーボーイ(クラシックブルー)、ピンクパール(ピンク)、ホワイトエンジェル(ホワイト)
矮性種(鉢植え/バルコニー):
トールタイプ(40cm)、ミニブルー(20~30cm)






